引き続き文句はでる

夏の終わりの定番、Animelo Summer Liveに今年も行ってきました。前年同様、3日目のみの参戦です。


楽しかった事は楽しかったのですが、うーん…。
率直に言って、ここ数年新作アニメをろくにフォローしてこなかったツケが一気に噴出したと思います。
何せオープニングから実に14曲連続で、知らないナンバーばかり出てくるのですから。
初見アーチストの意外な良さを発見できるのもフェスの利点ですが、ここまで知らない人ばかりだとさすがに…。


まあ今年はほぼ茅原実里目当てだから、と割り切ろうとしたところで、みのりんまさかの中盤で登場。
3曲の顔ぶれも、個人的には爆発力に欠けたように感じました。勿論、他の方とは一線を画すレベルの高さではありましたが。
トリを任されなかったので、気負わず新曲メインで好きに揃えた感じでしょうか。
ここで前半終了。本当に正直に言ってしまうと、頭抱えました。この時点で。


でも後半はさすがアニサマ、必死の盛り上げを見せてくれたと思います。
まさかまさかのジュディマリ恩田さんの登場、相変わらずのmotsuさんの焚き付け。
「自分アニソンじゃないですが…」と下手に切り出しながらあっという間に観客を操った松岡さん。
圧倒的存在感のKalafina(でも音響は酷かった)。
怒涛の如く押し寄せてくる熱狂。やはりライヴは、アニサマはこうでなくては。
興奮のうちにトリ、満を持してGRANRODEO


やらかしたー。


あれはダメだと思います。最終日のトリを託されて気合十分、しかし盛大に空回りしてしまったようです。
グラロデのせいで3日目だけブルーレイがR15になるんじゃないか、そんな心配をしています。


そんなわけで、盛り上がりつつ楽しみつつもどこかモヤッとした今年のアニサマ
やはり業界研究は欠かせないね…という反省もありますが、しかし今年は顔ぶれに難があった事もやはり確か。
JAM、水樹、田村、堀江…これまでアニサマを盛大に盛り上げてきた大御所が誰も居ません。
6月のKING SUPER LIVE開催(あれは凄かった…)との兼ね合いなど、大人の事情は色々あるでしょう。
だがしかし、10年連続出場の栗林みな実はどこ行った?石川智晶は?アリプロは?May'nは?Liaは?


当初は歌手の祭典だったはずのアニサマ、今日は若手女性声優さんだらけでした。
初出演の方が多くても、素直に喜んでいいのかどうか。プロモーション会場じゃないのですから。
ライヴ参加数を絞った中で、アニサマだけはと残しましたが、これは絞り方を再考した方が良いのかもしれません。
勿論今年も楽しんだのです。「コバルト」のサビの重ね方は物凄く自分好みだったし、WUGの盛り上がりには驚愕した。
ただ、それでも個人的には再起を強く促したい。アニサマに対する期待値はこんなものじゃない。そんな気分です。