一億総ネタ

一億総活躍、なるフレーズがいかにも安倍さんだとなあと呆れている今日この頃。
というかこの単語、負けフラグのような気が…。
あと、一歩間違えるとブラック企業が使いそうなフレーズだよな、これ(苦笑)。


まあそんな感じの、どうでもいい話つれづれ。


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車掌置き去りにして発車、走って追いつく 京急北品川駅日本経済新聞


ここ数日で最も笑わせてもらったのはコレ。置き去りにされた電車に自らの足で追いつく。業界騒然の珍事です。
別記事によれば、車掌は出発のブザーを送った後にホームに降りたそうで、事故のそのものは100%車掌のミス。
他社も含め稀に起こる案件ですが、代わりの人員を手配するとかタクシーを捕まえるとかで大抵30分は止まるもの。
そこで「自分で走れ!」と指示した運輸指令は、鬼と言うか臨機応変と言うか。
国道15号を真っ直ぐ700mとは言え、わずか5分の遅れにとどめた車掌の脚力にも驚嘆です。
ミスはミスですが、さすがファンに愛される京急。やる事が違いました。


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半月ほど前の話ですが、ある晴れた土曜日のこと。
千葉市内で電車に乗っていたら、線路際の幼稚園のグランドに大勢の園児が。
チラリと横目で「ああ、運動会か…」と思いかけたところで目が点に。
グランドの半分ほどが、色とりどりのキャンプ用テントで埋め尽くされています。異様な光景です。


「…なんて事があったんですけよ。あれ、お泊り会か何かだったんですかね?」
と、職場に戻って先輩(ビッグダディ)に聞いてみると、その答えに再度目が点。


「いや、それ運動会だよ。」


何でも昨今、運動会の観戦には家族ごとにテントを持参するのが常識だとか。
ビニールシートをグランドに広げてお弁当、はひと世代前の話で、知らずに行くと恥をかくのだそう。
共働きで昼食を外で買ってくる家も増えたし、日焼けも気になる。
その結果が、それぞれ我が家のテントに引きこもってそれぞれの家の流儀で食事、となったようです。


でもねえ、事情を知ってもやっぱりそれ、異常だよ。個人主義もここまで来たのかなあ。
自分の家と隣の家のお昼ご飯がまるで違っていたとしても、その違いを知る事だって大切でしょうに。
この直後、北村薫「くらげ」(文春文庫「水に眠る」所収)を読んだら似た光景が出てきて背筋が凍りました。


最近は強風で飛ばされる危険性等から、テントを禁止する所もあるとか。
ウチの子が大きくなる前に、こんな風習は絶滅する事を願いたいです。
何より、テント買うのがもったいない(笑)。


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で、そのウチの子はめでたく1歳。
この間両親は2度ほど盛大に体調を崩しましたが、本人至って元気です。元気すぎです(爆)。