つくばエクスプレス、試乗

今朝の朝日の1面トップは面白かったですねえ。
散々叩いた万博が大盛況なのが、実に気に食わないみたいです。
 
早朝に強い雨が降ったので中止しようかとも思ったけれど、連休なのでやっぱり出かける。
目指すはつくばエクスプレス。東京・埼玉・千葉・茨城と、完乗済の1都3県を串刺しにして開業した新線である。
 
とりあえず往路は常磐線にするつもりだが、駅に着いてから時刻表を検索すると、タッチの差で特別快速に間に合わない。しからば寄り道をしよう、と言うわけで横浜で京急に乗り換える。
 
無論快特ではさしたる寄り道にはならない。ここは奇をてらって、普通車で品川を目指そう。
やって来た普通車(800系6連)は立客ぎっしりだったが、ほぼ全員横浜で降りて空気輸送に近い状態。微妙に信号に引っかかりながら4つ目の子安まで走って、ここで最初の通過待ちとなる。
 
子安駅出口の配線は、明らかに普通車の止まっている待避線側が真っ直ぐになっているのだが、やって来た快特は減速する事も無く、ぐいと身をよじって120km/hで駆け抜けていった。乗っていると爽快だが、こうして眺めていると相当危ない走りではある。それにつけても、ここの分岐機の構造はどうなっているんだろう。
 
こまめにお客さんを拾って、川崎で2度目の退避。六郷川を渡って地平に降りると、線路直上に足場が組まれ、巨大なクレーンが鎮座してる。また無理な高架工事してるなー…。
 
電車は80km/h〜100km/h位で快調に飛ばしていたが、平和島で待避線に入る。車掌は「品川まで先の到着です」と繰り返すが、それは平和島に停まる優等が来ないだけの話であって、あと2本も後続に抜かれる。
 
その快特がなかなか現れず、平和島を2分遅れて発車。車掌はにわかに気合が入りだし、マイクで乗降客を急きたてる。鮫洲でのエア快退避も、出発信号が警戒を示すやすぐさま発車である。運転士も心得たもので、急カーブを抜けると、次の駅のホームに差し掛かっているのにノッチを入れる。
 
それでも品川には若干遅れて到着した。横浜から約50分、京浜東北線も仰天の鈍足であった。
 
ちなみに、横浜乗車時点で向かいに座っていた作業着のオッサンは新町でも鶴見でも降りず、なんと品川まで乗り通した。こんな旅が好きな人も、どうやら少なくは無いらしい。
 
あまりに長くなってきたので、ホームページ(過去ログ)の日記に続く(コラ)。