せたぶん、大健闘

tkoM2008-08-23

芦花公園、遠いよ!と思いつつ、世田谷文学館へ行ってきました。
畑と森が高級住宅街に化けたかのような街並みを抜けると、どどーんと大屋敷が。
文学館はその裏に隠れるように、ひっそりと建っていました。
東京にもこんな場所があるんですね。
 
さて、お目当ては企画展「宮脇俊三と鉄道紀行展」。
地元(氏の自宅は世田谷区内)らしいささやか展示会…を予想していたのですが、これがとんでもなかった。
直筆の取材ノート、地図、大量の個人所蔵品。いやはや、全力全開じゃないですか。
あまりの情報量に、くらくらしました。最後の方は、もう生原稿くらいじゃ驚かない自分がいたり(笑)。
没後5年、というフレーズに寂しさを禁じえませんが、ともあれファン必見の充実振りでした。
 
それにしても、紀行作家ってハードな職業なんだと今更ながら痛感。
月の半分家を空けて、なおかつ文章化せねばならないんですから…。