またとない 二度と来ない 私の青春だから

tkoM2010-05-27

また今年も、5月27日が巡ってきました。
もう、3年になりますか。
 
昨年の武道館で「次は再来年」とアナウンスされていたのですが、今年も坂井泉水さんを悼む場は用意されました。
その名もZARD Screen Harmony、昨年までのライヴ映像の上映会です。
 
そんな訳で、軽く仕事をこなしてから渋谷C.C.Lemonホールへ。
それにしても、天下の公園通りに花屋が無いとは思わなかった。荷物になっても最寄り駅で買うべきでした。
後悔しても始まらない話ではありますが。
 
正直さすがに今年は、映像に目新しさはありませんでした。が、そんなものを期待はしていなかった訳で。
ファンが大勢集まって、ZARDの音楽に身を委ねる。それで充分だと思います。
まさか最前方でサイリウムを振る猛者が居るとは思いませんでしたが。気持ちは分かるものの、周囲はやや失笑。
生演奏ではなかった分、かえって昨年よりも会場は落ち着いた雰囲気でした。
色々考える余裕もあったかなあ。
タイヤキを頬張る泉水さんが可愛いとか、NYロケのメイクはやっぱり黒歴史だよなあとか。
ロックからポップスに転進して成功したZARDだけど、泉水さん亡き後はロックに回帰したんだなあとか。
ライヴに来るたびにGARNET CROWをちゃんと聴きたくなるんだけど、この1年もCD買わなかったなあとか。
そういう事を静かに思考するようになったのは、生演奏で無いせいか時の流れのせいなのか。今はまだ分かりません。
 
終演後、空身のまま祭壇にいちど手を合わせて撤収。
携帯カメラがずらりと取り囲んでいたのは仕方ないとして、撮影者が誰も花を手向けないのがどうにも気になりました。
本人の写真を記念撮影ボード程度に捉える余裕が、多くのファンに出てきたという事でしょうか。
来年のこの日、ライヴには間違いなく行くでしょうが、雰囲気がどうなるのか楽しみでもあり、怖くもあります。
 
その足で練馬とも板橋ともつかぬ中途半端な立地の映画館に立ち寄り。
アルフの奮闘に泣きそうでした。
…まあ、こういう寄り道を思いつく自分の姿にも、少々寂しさは感じます。