それは時に僕らを励まし、時に支えとなるもの

2月の3連続ライヴ最終回、高橋洋子のライヴに行ってきました。
懲りずに今回も「普通に新木場まで行くのはつまらない!」とバスを織り交ぜつつ上京。東京観光さながらの楽しい路線もあったけど、そこから書き始めると長くなるので省略。
 
一応先週の教訓は生きていて、新木場駅に着いたのは開演の2時間前。時間があり余ったのでみどりの窓口北陸旅行の指定券を変更し、さらに会社支給の磁気定期券をSuicaに交換。磁気イオカードを使い切って以降、不便で不便で仕方がなかったですが、これで晴れて電子マネー生活です。わーい(棒読み/なんかJR東日本の戦略に乗せられている気もする)。
 
それでもなお時間は余っているが、とにもかくにもターミナルの割に何もない駅なのでライヴ会場へ移動。整理番号順の入場、と言うことらしいが整列場所の指示はなく、軒下で雨宿りをするうち、いつの間にかそれがそのまま待機列となる。
 
番号順に中へ呼び込むのかと思いきや、開場時刻になると「番号順に並んでください」とだけ叫ぶスタッフ。「分かんねーよ」とつっこむ待機列一同。再度「前後の人と番号を確認して下さい」と叫びがあり、何故かセルフサービスで列を作り直す一同。僕の番号はと言えば300番台中ほどだが、とりあえず前後5、6人は300番台だったので、前に300人並んでいるようには見えないけどそのまま居座る。
 
ちなみに前の人はユーミンからの繋がりでこのライヴに来た由で、色んなラインがあるんだなあと妙に関心(高橋洋子は過去にユーミンのバックコーラスをした経緯がある)。

そして開場。列は厳密に作り直されることのないまま、そして番号を入口でチェックされることもなくすんなり中に入ってしまう。ドリンクバーを無視してホールに直行し、空いている席に荷物を下ろすと…
 
なんとそこは、前から2列目ほぼ中央。
後ろから2列目や一番端の席や真横や3Fは経験はあるけれど、こんなにステージが近いのは初めて。軽く高揚する。
 
開演。ツアーではなく単独公演のハズなのに、何故か手の振り方が分かっている観客一同。そして一緒に拳振り上げ、叫ぶ当方。風邪?引いてたっけ、そんなの。「残酷な天使のテーゼ」で飛び跳ねる。堪らない。
 
正直この人のライヴってのはどんな雰囲気になるのか、事前に予想し難かったのですが、いやアイドルのコンサートかと思うほど大層な盛り上がりでした。こういうライヴは、観客も馬鹿になったほうが勝ちですね。嗚呼前から2列目、そりゃあもう思う存分ハジケました。久々にスカッとしました。
 
ご本人のMCやスタッフ立ち振る舞いに、家庭的な雰囲気があったのが印象的でした。エヴァでひとヤマ当てて以来、色んな紆余居曲折の末ここまでたどり着いたのでしょうが、その一歩一歩を噛み締めながら、集大成として今日ここに立っている、という万感の思いがこちらまで伝わってくるようでした。いいライヴに行けたと思います。
 
それぞれの面白さがあった2月の3本立て。次は再来月、岡本真夜ふたたび。抽選に当たりますように。