上京

tkoM2007-04-22

渋谷区まで行ってきました。
無論、宅八郎のポスターを見に行ったわけではないですが(苦笑)。
 
新海誠監督の映画「秒速5センチメートル」を見てきました。
都内での公開は27日まで。いかにも僕らしくギリギリです。
以下、微妙にネタバレ注意。
 
 
相変わらずと言うかさすがと言うか画は凄く綺麗でした。
この空の色は、ホント新海監督にしか出せない色だなあと。惚れ惚れします。
風景やメカ(今回は主に電車)の緻密な書きっぷりも圧巻。
小田急2000形に乗ったところで、車内が3000形になっていたのはまあご愛嬌として(細かいなあ)。
つうか、その3000形の再現っぷりがまたリアルなのだから驚くほか無いです。
 
で、シナリオ。
3話構成のうち、第1話は凄く良かったと思います。
東京から栃木まで明里に会いに行くだけで、あそこまで描ききってしまうのはある意味衝撃。
野木駅で自分で半自動ドア閉めるあたりが、妙にリアルだったですね(笑)。って、そこに感心するのか自分。
 
第2話。ああ、こういう切ない系は大好き。
 
で、問題は第3話だったわけですが。
うーん。微妙。まあ自分がハッピーエンド至上主義者だと言うこともありますが、それにしても。
なんか、こう、もうちょっと表現方法は無かったのかなあと。山崎まさよし、美味しすぎです(苦笑)。
仕事に追われて、自分を見失って、想い人は関係の無い所で幸せになって。
なんかもう、微妙に昨今の心情とかぶるものがあって痛々しかったです。ぐさっと。
今1人で見に行くべき映画じゃなかったかもなあ。
 
あ、別に13の頃にあんな体験はしてませんけどね。余計悲しいわい。
 
それにしても方々のブログを回るにつけ、評価割れてますねえ。