ラピュタは滅びぬ、何度でもよみがえるさ

宮脇俊三は世を去って久しく、坂井泉水もまた旅立ってしまった。
少年時代からずっと僕を支えてきたものは、もう全て消えてしまった。
そう思っていたのだが。
 
そうだ。まだ、これがあった。
 
天空の城ラピュタ
 
最初から最後まで観た。何も言うまい。
中学の視聴覚室で初めて見てから、18年が既に過ぎた。今更語る感想など、持ち合わせてはいないのだ。
 
この映画でここまで涙ぐんだのは、初めてかもしれなかった。
過ぎた月日を想い、胸が詰まった。
 
まだ、僕はこの映画で感動できる。