ある意味、予習として。

映画「RAILWAYS」を見てきました。
平日雨天の昼下がりとは言え、客の入りはヒトケタ。
バタデンよりも、映画館の将来の方が心配です。
 
ノベライズ版を既に読んでいて、正直余り良い印象は無かったのですが、映画はさすがに悪くはありませんでした。
展開が淡々としていて、場面転換が唐突に感じられるシーンもありましたが、全体に漂う上質な雰囲気は良かったかと。
やっぱり中井貴一さんの演技が光るなあ。冷徹なサラリーマンも人情派の運転士も似合ってしまうのだから脱帽です。
出庫点検試験のリアルっぷりには目を見張るものが。製作者のこだわりをひしひしと感じました。
小難しく考えず、穏やかな目で眺めたい良作ですね。
(僕の場合、境遇上穏やかではない部分もあるわけですが…)
 
ただねえ、小説でも気になったけど、酔客を介抱しながら私用電話しちゃダメだろ…。
あと、EDでユーミンの衰えが感じられてちょっと寂しくなりました。