月日は巡り、巡る。

通夜後の直会が、物凄いドンチャン騒ぎになった。
ま、それも我が家(&従妹の家)らしくて良かろうと思う。
 
「それにしてもさ、母さんの賑やかさは年々祖母さんに似てきたよな」と駅のホームで呟いてみる。
「いやいや〜、祖母さんはあんなもんじゃないでしょ」と弟。
でも、あと何年かすればきっとああなるんだよ。
そうやって時代は巡っていくものだ。
 
数えてみれば、祖父が亡くなってからはや7年。
あの夜から、祖母の歯車はどこかが欠けてしまったままだった。
向こうでまた仲睦まじくしているのならば、それはそれで良かろうとの思いもよぎる。
涙一つ見せなかった僕の冷徹さはたぶん、その辺から来ているのだろう。
 
7年の間に、同世代の親族の境遇は随分変わった。
米国赴任で来れなかった人もいるし、通夜が終わるや全国を飛び回っている人もいる。
カミさん同伴の奴もいるし、婚約者までやって来た。
自分自身の変わった部分、変わらなかった部分を振り返るにつけ、これでいいのかと自問自答。
祖母を送りに来たのに自虐モードなんて、馬鹿じゃないのと更にへこんでみる。
これだけ集まると、「家」とか「家族」について考え込んでしまうのはある意味自然ではあるのだが。 
 
葬儀後の直会は、ずいぶん静かだった。
皆それぞれに思う事があったのか、喋り疲れただけなのかは定かではない。
 
…うっわ、思いつくまま書きなぐったら酷い文章になった。
別にオチはありません(苦笑)。