物語は終わりを迎えるけど無限の明日に咲き誇ろう

tkoM2011-01-22

暦と縁の薄い勤務形態のせいか、どうも月日の流れに疎くなっているようで。
祖母の五十日祭。もう50日なのか、まだ50日なのか…。
祭詞奏上の裏で響く、西武線の走行音に妙な安らぎを覚えました。
嗚呼、確かに僕はこの家で育てられたんだね…。
 
と、感傷に浸ったその足で横浜アリーナへ直行、水樹奈々ライヴに参戦です。
この組み合わせどーなんだ、と思わないでも無いですが、先にこっちが決まっていた以上どうしようもない訳で。
まさか、「ライヴに行くから五十日祭ずらして」なんて言えませんよ(笑)。
 
今回はなんとオーケストラライヴ。
彼女の音楽性からすれば、いつか実現する企画ではあったでしょうが、果たしてどんな雰囲気となるやら。
まあ、ドレスコード無しと公言されていますし、サイリウムも公式販売していますから、厳粛では無いんでしょうね。
…と思いつつ会場に辿り着いたら、ばっちりいつも通りの雰囲気でした。
 
そうは言ってもフルオーケストラ。
さすがに今日は、空中を飛んだり、会場の後ろで歌ったり、センター席外周を回ったりはしないでしょう。
…と思っていたんですけどね(汗)。
 
総勢90名の楽団入場に会場がどよめく中(音合わせの間は黙ろうよ…)、1曲目は「天空のカナリア」。
水樹奈々、天井から登場(爆)。
それでも1曲目は比較的大人しくしていたのですが、続いて「Tears' Night」。
…無理。この曲静かに聴くのは無理っ。
UO着火して、以降こちらも全力全開でした(笑)。
 
今回のライヴ、終わってみれば実に手堅い、充実した内容だったと思います。
JtBやCristal Letter、Heart-shapedなど、人気なんだけど毎回は歌わない好みの曲が総出演。
アコースティックの「少年」、会場のどよめきが凄かったですね。
オーケストラに配慮してか衣装替えは少なめ、ダンサー無し。
お陰で普段よりも水樹奈々の「音楽」を純粋に堪能する事が出来たと思います。
期待通りのライヴを期待通り存分に見せつける。今日の水樹奈々もやっぱり圧巻でした。
 
と同時に、もうちょっとひねっても面白かったんじゃないかなあと言う思いも正直。
Elements系の楽曲がオーケストラ映えする事は誰でも分かるわけでして。
パワゲ辺りがどうアレンジされるのかなあ、という期待もあったのですが。
WILD EYESやHeaven Knowsを演ったらトリハダものだったのですが、やはり高望みだったのでしょうか。
変化球皆無、スポ根ばり直球勝負な構成だったと思います。いや、大好きですけど。
 
どーんと大きな会場でばーんと派手にぶち上げるのが水樹奈々のカラー。
その意味では、水樹奈々のライヴとして今回の内容は大成功だったと思います。
 
ただ、僕の中では実の所、彼女以上に茅原実里にオーケストラライヴをやって欲しいのですよね。
その際は是非、サントリーホールやみなとみらいホールで、光り物禁止で熱唱して貰いたいものです。