暗中模索、続く。

高台に住宅地・エコタウン…首相が町づくり構想(読売新聞)
 
総理大臣の口から「地域暖房」という言葉が…誰だ、入れ知恵したのは。
という、取ってもいない杵柄の話は置いといて。
 
地元京成線が、明日から特別ダイヤになるとの事。
思えば地震発生以降、試行錯誤の繰り返しでした。備忘も兼ねておさらい。
(見聞きした範囲での記述ですので、事実と異なる場合があります)
 
・3/11(金)
 地震発生と同時に駅間走行列車を含め停止。終日復旧せず。
 (地下鉄各線は深夜に再開したが、千葉方面はJR含め全て運休)
 
・3/12(土)
 午前6時頃に八千代台以西(千葉方面含む)で、10時頃に全線で運転再開(徐行運転)。
 上野〜八千代台八千代台〜成田空港、押上〜北総線津田沼ちはら台各20分毎(その他の線は不明)。
 船橋付近の帰宅難民混雑が激しかったためか、空港系統は後に東中山発着の快速に変更した模様。
 
・3/13(日)
 全線運転。ただし一部徐行区間あり(4/3現在継続中)。シティーライナー運休(継続中)。スカイライナーは運転。
 今思い返せば、極めて平穏な一日。
 
・3/14(月)
 計画停電による混乱スタート。11〜17時過ぎまで完全運休。その他の時間は減便。千葉・千原線終日運休。
 夕方は上野〜成田or空港(快速)、上野〜うすい、押上〜北総各15分毎、金町線20分毎、東成田線40分毎か。
 
・3/15(火)
 午前1時過ぎまで運転計画発表されず。朝起きたら午前中高砂以東運休で出社難民に。
 12時以降前日並みの運転。途中で千葉方面再開。北総が15分毎待避なしで普段よりも便利に。
 
・3/16(水)
 国交省経産省の間でいかなる話があったのか、首都圏各社で運行本数大幅増。
 全線土休日ダイヤ(朝夕減便、日中は平日とほぼ同一)。地下鉄直通再開、スカイライナーも運転。
 これで上手くいくはずが、午後の銚子沖の余震で一時運転見合わせ。グダグダに。
 
・3/17(木)
 昨日に続き土休日ダイヤ。夕方に海江田大臣が停電の恐れ有りと会見し、急遽ライナー運休。
 帰宅パニックが発生し、18時前後のごく短い時間帯のみ各駅大混乱。以降閑古鳥。
 
・3/18(金)
 土休日ダイヤでほぼ安定。新京成野田線など周辺では時間運休を継続し苦労している模様。
 
・3/19(土)〜
 土休日ダイヤ(=平常運転)でほぼ安定。
 
・3/22(火)〜
 土休日ダイヤを一部修正した特別ダイヤを設定。朝ピーク時に通勤特急高砂行(高砂から普通上野行)を1本追加。
 日増しに通勤の波が戻り、通常に比べ本数大幅減の朝の押上線が深刻な状況に。京急線側からの遅れも常態化。
 
・4/2(土)
 東武曳舟〜押上(半蔵門線直通)運転再開。
 これで常磐線勝田以北を除き接続各線は全て復旧(千葉モノレールと山万は時間運休有り)。
 夕方の余震で震度5を叩きだし(気象庁とは別の地震計)、宗吾参道成田湯川以東が長時間不通に。
 
というこれまでのあらすじをふまえて、
京成線の運行について4/4(月)〜京成電鉄
 
この文章だけではイマイチ分かりづらいのですが、各駅の時刻表を参照すると、昼間の減便が顕著です。
江戸川〜千葉中央・大和田〜うすいの優等通過駅では、約20分電車の来ない時間帯があります。
(千葉中央・うすい以東は元々20分間隔)
つーか、我が家直撃です。最大22分の大穴が…
 
まあ先週までのダイヤでは、学生が戻ってきたら朝ピーク時に怪我人が出かねないですし。
昼間の減便が春季のピーク電力削減に役立つとは思えませんが、完全復旧という訳には行かなかったのでしょう。
(節減している姿を見せろ、という事でしょうか)
夏に向け電力ピークは昼間にシフトしてくるので、向こう半年はこれで乗り切るつもりなのかもしれません。
 
と言うか、需要に照らせば地震前から昼間はこの程度の本数で充分だったような気も。
ほぼ全線で10分間隔以上、という元のダイヤは「都市鉄道としてのサービス水準確保」という要素が強いと思います。
減便した分、特急の通特格下げや快速の追加停車でもあればよかったのですが、まあ非常事態ですし。
徐行規制の解除等、今後も修正の機会はあるでしょうからブラッシュアップして欲しいものです。
 
ちなみに朝も、地味にダイヤをいじっている様子。
下りに通特が登場していますし、ユーカリが丘始発の普通列車もあるような…(隣駅と本数が合わない)
実に芸が細かい、というか苦心のダイヤのようです。
 
なお、前回突如登場した通特高砂行はあっさり消滅。
こんな時代にめげずに記録に励んだマニア諸氏はお疲れ様です。
僕ですか?撮っていませんよ。乗りましたけど(苦笑)。