無駄に浸る。

レーシックの定期検診で新宿まで行った後、仕事がらみの会合へ。
時間に余裕があったので、いつもと違う地下鉄に乗り、未訪駅でふらりと降りてバスに乗り継ぐ。
 
大学病院の合間をすり抜け、物々しい一角を抜けた辺りでアナウンスが告げる、聞き覚えのある地名。
そうか、この道ココに繋がっていたのか…
 
そこはかつての取引先の所在地。
正体不明な社名と、やたらと綺麗な女性社員が多い事が印象的な会社でした。
大きな失敗をして、大変な迷惑をかけて、己の甘さを噛み締めさせられて。
思い返せばあの頃から、歯車がおかしくなり始めたんだよなあ…。
 
思い出は何処までも苦く。しかし淡く。
担当者の顔はさすがに覚えていたけれど、幾ら唸っても名前が出てこなくて、そこでまた落ち込む。
時間が経つって、そういう事なのでしょうか。ちょっぴりセンチな寄り道でした。