神が泥を塗るのか、神に泥を塗るのか
病院食が社員食堂より美味しいってどういう事?
…という的外れな感想はさておき。
神様の泥塗り苦悩 宮古島・パーントゥ(沖縄タイムス)
パーントゥへのクレーム どう見る(同)
モンスターペアレントならぬモンスターツーリストですか。やれやれ。
島尻地区や対岸の大神島には昨冬訪れたばかりで、その印象は実に鮮やかに残っています。
沖縄の離島、宮古島のさらに奥。古からの神々が未だそこかしこに息づいている、そんな事を信じさせる秘境でした。
土着の神々に対する土地の人たちの信仰の篤さは、我々部外者には計り知れないものがあります。
その神聖な行為を「汚された」とは…地元の皆様の憤りが伝わってくるようです。
ただ、記事にもあるようにパーントゥがご当地キャラ的な売り出し方をされて、観光資源として大々的に使われてきたのも事実。
宮古島の土産物店において、パーントゥは宮古島まもる君と並ぶ人気キャラクターです。
(まあ、それと並んでくまモングッズが大量に置いてあるのですが。ホント、恐ろしい熊です。)
愛くるしいストラップを眺めていると、神様をゆるキャラか何かと混同する人も出てしまうのは当然の帰結とも思えてしまいます。
じゃあ秘祭は秘祭らしく、外部の人間を一切排除して住民だけでひっそり執り行えば良いではないか、という声も聞こえてきそうです。
でも、過疎に直面する地方にとって、「こっそりやれ」って「滅びてしまえ」と同義語なのですよね。多分。
だからこそさじ加減が難しいわけですが、パーントゥには雑音に屈することなく我が道を貫いて頂きたいものです。
いっそ大々的にPRすれば、どこかの国のトマト祭みたいに見に行く方も覚悟ができるのかもしれません(笑)。