寒さなんてほっともっと〜

妙な中毒性がありますよね、あのCM。
歌詞が微妙に違う気もしますが、気にしない気にしない(笑)。


…などというお寒いフリ以上にどうしようもなく寒いのが永田町の現状。
そりゃもう自分も世間並みに、大義がさっぱり分かりません。
増税先送りの是非を問う」とか標榜しておきながら、野党も軒並み先送り容認派。
当然です。増税派と減税派が争って増税派が勝てる選挙なんてありません。
しかも巨大与党側が先送りを真っ先に主張だなんて!野党からすれば、戦える気がしないでしょう。


戦術的には、このタイミングでの解散は相当なテクニシャンですよね。
先延ばしすればするほど、改選後の議席は減るに決まっている。
ドミノ辞任、沖縄県知事選惨敗、経済指標悪化…崩壊の予兆はそこら中に転がっています。
その辺をぜーんぶ押し流して、耳当たりの良いお題目を掲げて基盤強化です。
そうそう、「先送りすれば軽減税率考えますよ」と公明党に媚を売るのも忘れない。
怖い。自民党って本当に怖いです。


議員さん達が今後も議員であり続けるためには、この上ない日取りでの解散。
でも政治家は国家大計を論じ動かすための存在。就職活動を第一としてはならないのです。
内定を取り消されたから絶対に訴えてやる!などと言う女子大生と同レベルではいかんのです。
(いやあれは取り消した側が悪いと思っていますけど。)


まあいいでしょう。増税先送りの是非が最大の争点だと無邪気に信じたとしましょうよ。
その場合、増税派たる自分はどこに投票すればいいんですか?
確かに今上げれば景気は悪くなる。でも、今上げなければ将来余計悪くなりますよ。
みんな子供の頃、「アリとキリギリス」とかちゃんと読まなかったのかなあ。
社会保障制度はおろか、国家機構そのものが将来木端微塵に吹き飛ぶような、悪い予感がしてなりません。
投票は国民の義務と固く信じ。国政選挙は棄権も白票も一度もしていませんが、さすがに今回は…。


もう政治なんか信じないで、ひたすら利己的に節約と蓄財に走った方がいいのでしょうか。
怒り心頭です。