さらば秋葉原

tkoM2006-02-08

山手線の駅で最もよく使うのはどこか、と問われればそれは多分新宿でしょう。
だけどそれは、小田急沿線在住が長かったために使うと言うだけの話であって、乗り換えをカウントせず純粋に駅から外に出た回数だけを数えれば、ダントツの1位はきっと秋葉原です。
 
言うまでもなく秋葉原は、関東在住の鉄道少年たちの憧れの的である交通博物館の最寄り駅です。電車とバスの博物館(高津)、地下鉄博物館(葛西)、東武博物館東向島)、そして交通博物館。シミュレーターを備えたこの4館を代わりばんこに訪れるのが、10代までの僕の最も充実した休日の過ごし方でした。(根岸の市電保存館はイマイチ)
 
さいたまへの移転を控え、交通博物館は5月に閉館します。万世橋駅遺構の公開も始まったそうなので一度行かなければと思っていたのですが、今日有休が取れたので久々に足を向けてみました。
 
現在は博物館のバックヤード的な位置にあたる万世橋駅跡には、明治大正の香りがわずかながらも残っていました。ホーム跡から見る中央線電車というのも、ちょっと新鮮な眺め。だけど同時に、博物館として現役の部分も随分古びてきていて、ああ長く使ったんだなあとちょっと感傷に浸りました。
 
展示内容も僕が小学生の頃から変わらない物もあれば、新しいシミュレーターも随分増えました。最古参の山手線205系のシミュレーターは健在で、ハンドルを握ると103系や0系(しかも大窓)、はては165系まで出てきて懐かしさに浸ってしまいました。このVTR、さすがに移転後はお払い箱でしょう。
 
シミュレーターの大行列にうんざりしたのも、最上階で不味いカレーを食べたのも、そして電気街の死にそうな人ごみを必死にかきわけた事ももう郷愁の彼方です。移転後の新博物館にも1度くらいは行くかもしれませんが、ともあれ現・交通博物館にありがとうと。
 
さて、秋葉原から山手線に揺られ有楽町へ。
怒涛の如く3本もライヴに行く2月、今日はその第1弾・堀江由衣のライヴなのです。
が、夜も更けてきたので(そして明日はちゃんと会社に行くので)今宵はこの辺で。