ビナウォークへ

tkoM2006-10-22

タイトルだけで内容の見当がついた方、ご名算。
いきものがかりのイベントライヴを見に、海老名まで行ってきました。
「SAKURA」のヒット直後だった前回に比べれば、さすがに人出は減った感あり。
しかし盛り上がりは相当なものだったと思います。周りのお客さん、普通にノッてるし。
発売中の新曲「コイスルオトメ」、何度か聴いた事があるけれど一層スケールが増したように思います。
海老名初公開(ローカルな初公開だなー)の「流星ミラクル」が聴けたのも良かった。コレは好みだなあ。て言うか、シングルのリリースラッシュも結構ですが、そろそろアルバムを…。
 
ともあれ、タダで聴いているのが勿体無いようなクオリティでした。
いや、CD買って握手してきましたけどね(汗)。
※ 写真:ギター・水野良樹さん愛用(笑)のドトール
 
遅い昼飯をとろうとしたら、お気に入りの徳島ラーメンのお店が消えていて衝撃。
 
さて、せっかくビナウォークまで来たのですから、見てきました「地下鉄に乗って」。
意外なほど空いてました(汗)。やっぱり海老名にシネコン2つって無理ないか…?
公開直後ですので、以下背景色で。(原作含めネタバレ)
 
原作付きの映画やドラマを見てしまうと、どうしても原作信者になってしまう性質なのですが、全体としては満足。
満州のシーンや母親の描写等はずいぶん急ぎ足な感がありましたけど、2時間に収めるには止むを得なかったかと。
削ったり端折ったりするだけでなく、オリジナルの伏線を幾つか張ったのは良かったですね。佐吉が繊維業を始めた理由なんて、なかなか心憎い。後ろの方で声を出して感心してるお客さんがいました。
 
なんと言ってもアムール(大沢たかお)の演技が物凄かった!特に昭一を失った夜、バー「アムール」での悲嘆っぷりは原作を越えて圧巻。見ているこっちとしては、その後"もう1人"失う事が分かっているので…ちょっと泣けてしまいました。
 
で、原作でも賛否両論だった「蒲田行進曲」、どうなんでしょう。納得できないわけではないけれど、やはりどこか不条理。映像にされるとよりそう思いますね。ううむ。原作を読んでない人は、この展開どう思うのかなあ。
 
あと、どうしても気になるのが、昭一の死因が変わってしまったこと。偶発的な事故で死ぬのと、地下鉄に飛び込むのとでは、意味合いが決定的に異なると思うのですが。東京メトロの協力を仰いだ以上、止むを得ないのでしょうが…(冒頭の半蔵門線不通の理由も省略されてましたし…)

 
ぽろぽろと気になる点はあるんですけど、それでも良かったですよ、この映画。
昭和の街並みの再現度も相当なもの。あえてCGにせずセットを組むことにこだわったとか。さすがの出来栄えです。
ただ、"鉄"としては、あの丸の内線は無かったんじゃないかなぁと(オフィシャルサイト参照のこと)。
溝の口に行くのに「新玉川線に乗り換えて」という台詞も気になりました。とっくに田園都市線に改称してますから…(汗)。