ウォーでがんす(違)

世間的にはお盆ですが、2週間連続勤務の真っ只中。
とは言え今日はフルタイムではなかったので、早々に撤収し傷んだ革靴を買い替えに近所のSCへ。
併設の映画館のスケジュールを見上げると…おっと、5分後に始まるじゃないか。
という訳で夏の間に絶対観たいと思っていた話題のアニメーション作品、鑑賞して来ました。
リリカ…げほげほげほ、「おおかみこどもの雨と雪」。
 
うん、良かったですねえ。まさに期待通りの出来栄えでした。
細田作品は前2作も大好きなのですが、この丁寧且つ青臭い作風、つくづく自分の肌に合うようです。
映像の緻密さにも大いに感服。本棚の変遷、実に芸が細かい。
誰かリスト作ってちゃんと分析してくれませんかねえ。
 
一方でストーリー自体は予定調和というか、王道というか。
先の展開に気を揉み、手に汗握る、というドキドキ感は薄れたように思います。
サマーウォーズ」のような目新しさとはちょっと遠かったかも。
ジブリで例えればアリエッティに近く、筋自体は予想の範囲内で淡々と進んだ印象です。
とは言え、サマー〜は人を選ぶ映画、間口は本作の方がずっと広いですね。
かく言う自分も、サマー〜より気に入っています。時かけは別格ですが。
 
ただこれ、世間で言われているほど家族向けかなあ。
色々な意味で、小学生以下にはちょーっと厳しい部分もあるかも。
翻って、老若男女誰にでも感銘を与える、「となりのトトロ」って凄い映画だと思います。
 
あと、スタッフロールで草平の母親役にちょっとビックリ。全然気がつかなかった…
ついでに言えば、この映画館、上映前のCMがやたらローカルで好きです(笑)。
 
大いに満足して、革靴買って帰宅。
レシートに「シニアドレス」と書いてあるのが激しく謎です。